メンバー セキ 他2名
3月19日 小雨の降る午後の平標登山口駐車場は私たちの車だけ。日帰り登山者も多いこの山域に、テント泊2日分の荷物を背負い雪の積もった林道を幕営予定地まで歩く。本日は桜の開花には有難いほど各地の気温が上昇したが、ヤカイ沢から入山予定の我々には有難迷惑で雪崩の危険が倍増だ。場合によっては行動予定変更か、そんな話をしながら登山口ゲート近くの幕営予定地に到着。今夜はここで幕営する。
3月20日 本日は天幕をデポして平元新道から入山、ヤカイ沢を下山して2日目の幕営と予定を変更して出発する。上信越の山々を背後に見ながら、残雪の平元新道を徐々に高度を上げてゆく。樹林帯から平標山の家がある尾根に飛び出すと、途端に強風に晒された。その先の平標、仙ノ倉の稜線はガスに隠れて見えない。昨夜は新たな降雪が有った様で、先ほどまでの春の陽気が嘘のよう。平標の山頂では容赦ない強風で立っているのもやっとの状態。仙ノ倉山往復は諦めて、僅か5分の滞在で山頂を後にした。それにしても連休なのに入山者が少ないのは、本日の予報サイトがAではなかったとゆうことだろうか。強風と視界10㍍位のガスの中、標高1800㍍付近からヤカイ沢方面に南西に延びる枝稜に足を踏み入れる。左手に雪庇のクラックが大きく口を開け、右手の急斜面が谷に向かって消えている。
徐々に周囲の景色も見えてきた頃、風も止んでヤッケが暑い春山に舞い戻る。沢の傾斜が緩くなったころ右股からのデブリが迎えてくれた。残雪の山の楽しみは、芽吹き始めたコゴミ、フキノトウ、コシアブラなどを採って来てベースキャンプで春の味わいを楽しめること。登山道の無い山でも雪に覆われることで、春には残雪の上をどこでも歩くことが出来るようになること。平凡な平標山の中で唯一積雪期限定のそんな楽しみを秘めたヤカイ沢コースは、春の雪崩と共に間もなく今シーズンの幕を閉じる日も近い。
3/19 平標登山口駐車場(15:20発)⇒登山道ゲート付近(16:00着)幕営
3/20 幕営地(6:00発)→平元新道登山口(7:00)→平標山の家(9:10着・40発)→平標山頂(11:05着・10発)→ヤカイ沢下降点(11:30)→登山口幕営地(13:30)
3/21 幕営地(7:40発)→平標登山口駐車場(8:30着)→帰宅(14:00)






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