上越 荒沢山・足拍子岳 令和7年12月26-28日

個人山行記録
尾根取り付きのラッセル

メンバー:セキ 他2

 国境の長いトンネルを抜けると上越線土樽駅、その北東方向に木々に覆われた荒沢山、足拍子岳が手の届きそうな距離に望める。かつて私にも有った20代の頃に今回も同行している先輩と中里スキー場から、柄沢、荒沢、足拍子へ厳冬期に歩いたことが有る。その時はただラッセルにもがき、複雑に雪庇の張り出した痩せ尾根にビビりまくった記憶しかない。だからと言って今回の山行はそのリベンジでもなく、テントの中で楽しくお酒を飲むことが目標なのであります。
 初日は車を越後中里駅付近の駐車場に停め、電車で隣の土樽駅に移動して駅の待合室で仮眠をさせてもらった。
 明けて2日目、大荒れの天気で明け方まで降り続いた雪は駅前では膝ぐらい、林道の途中で輪かんを付けカドナミ尾根の取り付きでは腰までの深さ。元来登山道の無い山なので藪をかき分けながら登るしかなく、おまけに深いラッセルでは距離もなかなか稼げない。やがて傾斜が増してくると先頭はザックを下ろし空身でラッセルをして疲れる前に先頭を交代する。そして置いてきた自分のザックをその都度取りに戻る。そんな事を3人で何度も繰り返してようやくテントが張れそうな場所にたどり着いた時は尾根に取り付いてから6時間も過ぎていた。それでも標高にして僅か400㍍しか登れておらず、幕営予定地まではあと100㍍足りない。この先も深いラッセルは続くだろう、こんな事では足拍子はおろか荒沢の山頂すら踏むことは出来なかもしれない。そうなると思うことは皆同じで、迷いもなくこの場所で幕営することを決定した。その晩はすでに登行意欲はどこへやらで、夜遅くまで宴が続いたのは言うまでもありません。
 曇り空で明けた3日目は、見晴らしの良い場所まで登り写真を撮って引き返すつもりで上部を目指した。しかし山頂付近はガスの中、あわせて密林の様な藪に行く手を阻まれこれ以上登る気にならず早々にテント場に戻りました。昼間の下り電車は10時と13時、早めに下りてゆっくりお風呂に浸かろうとテントを撤収し下山を開始。昨日の踏み跡を導に急斜面を木の枝をかき分けながらアッとゆう間に高度を下げ、僅か1ピッチで林道に降り立ち早い電車に乗ることができました。
 またしても中途半端な山行になりましたが、ピークハントが出来なくとも山に抗うことをせず、新雪のラッセルとテントでの飲食を存分に楽しめた大満足の納の山行でした。  (セキ記)

12/26 越後中里駅(18:02)⇒土樽駅(18:10)仮眠
12/27 土樽駅(6:30)→尾根取り付き(7:00)→1010㍍(13:15)幕営地
12/28 幕営地(7:00)→1050㍍折り返し→幕営地(7:40・8:10)→林道(9:10)→ 土樽駅(9:30・10:01)⇒越後中里駅(10:10)

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