メンバー ヤマ、セキ、マコミズ、シカ
2月25日(土) 早朝の「あずさ1号」で茅野に向かい、駅から渋の湯行きのバスに乗る。しかし路肩が崩れたとかで終点から1キロメートルほど手前で降ろされ、予定外に歩かされることになった。登山口で身支度をしてアイゼンを付け、雪の積もった橋を対岸に渡り樹林の中の急登に取り付く。毎度の事だが初日は体が慣れていないこと、そして荷物が重いので歩みも遅い。後から登ってくる若者達に何度か道を譲りながら、ゆっくりゆっくり登って行く。最初の休憩は私の記憶の中に有るこの先の平らな所と決めていたが、いくら歩いてもその場所にたどり着けず、諦めて登り坂の途中で小休止を取った。再び歩き始めてから僅かな所に、八方台分岐と呼ばれるその平らな所が有った。以前の私なら小一時間で登れた所だが、今は登れなくなってしまったようで悔しく思った。急な登りはここまでで、この先はなだらかな道が続き重い荷物も気にならなくなった。またこの辺りから下山してくる人も多くすれ違う様になった。景色の見えない樹林の中を、わいわいがやがや雑談をしながら歩くこと1時間と少しで、ようやく黒百合平に到着した。さっそく小屋に一番近い場所を整地してテントを張り、近くの斜面でヤマリーダーのもと雪場訓練を夕方まで行った。夕食の支度は小屋で水を貰うことが出来たので、いつも水作りのアイデアを研究しているマコミズさんは残念そうだ。しかし時間とガスの節約ができ食後の歓談に十分な時間がとれて有意義に過ごすことが出来た。
CN中央駅(5:24)→新宿駅(6:45)あずさ1号(7:00)→茅野駅(9:08)バス渋の湯行(9:20)→渋の湯手前(10:10 )→登山口(10:30発)→黒百合平(13:55)16時まで雪訓 就寝(20:00)
2月26日(日) 4時起床、眠い目を擦りながら手早く朝食を済ませテントを残置して東天狗岳目指し出発した。私はシカさんとハーネスを着けてアンザイレンして歩く。中山峠で南に方角を変え樹林帯を抜けると、青空の中を雪稜が一気に山頂に向けてせり上がっている。一見して易しそうに見えるのだが、足元は乾燥したパウダーの様な雪でアイゼンの爪が立たない。また10m/s以上あろうかと思われる西からの強風がたえまなく吹き付けてくる。冬山のあるあると我慢は出来なくは無いが、新人のシカさんにはさぞ恐ろしく思うことだろう。ところが当の新人は、弱音も吐かず淡々とした足取りで私の後から登ってくる、頼もしい。やがて山頂直下のミックス地帯を登りきると東天狗岳山頂だ。山頂からは南八ヶ岳の山稜、穂高、後立山連峰など360°の展望が楽しめた。しかし強風の中ゆっくり休む事も出来ず、スマホでの写真撮影も果たせないまま僅かな時間で下山を開始した。相変わらず吹きつける強風は、握っているザイルのループが風に煽られて真横になびく程なのに、前を歩く新人は、急な斜面にアイゼンを効かせて臆せず下ってゆく、頼もしい。下りきった樹林の中は無風の静けさで、テルモスの白湯をのどに流し込むと漸く人心地つくことが出来た。黒百合平に戻りテント撤収後に渋の湯に下山した。予定のバスまでの有り余る時間を嫌い、渋の湯からタクシーで茅野駅に戻って駅前の蕎麦屋でお腹を満たし、日の落ちる前に帰宅した。
起床(4:00)テント場発(6:20)東天狗岳山頂(7:50)→テント場(8:55着・9:55発)→渋の湯(11:50)→茅野駅(12:30)あずさ30号(13:39)→新宿駅(15:41)→CN中央駅(17:18) セキ記









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