7月27日(木)
新宿から夜行バスに乗り夏山合宿をスタートする。
7月28日(金)
明けて信濃大町でバスを降り、さらに電車バスを乗り継いで登山口の猿倉へ降り立つ。
さすがに人気コースだけあり登山者が多いが、鑓温泉への道は入山に使う人が少ないので混雑
無く歩けるのが嬉しい。
小日向のコルからは杓子沢、鑓沢と夏道が消えるほど豊富に残雪があった。 詰めはガスで見え 隠れする鑓温泉小屋を目指して息絶え絶えで雪渓を直登した。
幕営後は男子一同露天風呂で初日の回想を語り合った。夕食は テント組と小屋組一緒に一杯飲 みながらの冷やし中華が美味しかった。
7月29日(土)
小屋の軒先を拝借して朝食を済ませ、昨日に続きカッパを着て歩き出す。
稜線までの登りは鎖場が多く意外に悪い. 天候等を考慮してメンバーの変更をし、清水尾根パー
ティーにiちゃんが加わった、強力なメンバーの参加で心強い。
その後稜線で祖母谷温泉での再会を約束して餓鬼山パーティーと分かれ6人で白馬を目指す。
ガスに覆われて展望はきかないが、豊富な高山植物に歓声を上げたり写真を撮ったりで、大い
に楽しみながら頂上山荘のテント 場に到着。一息入れてから頂上を往復しに行くが、相変わら
ずガスに覆われて視界もきかず、写真だけ撮って早々に戻った。
7月30日(日)
小屋組と共に朝食を自炊する。パトロールや小屋番からは私たちの清水尾根下山に対しアドバ
イスとも言えない忠告を頂き、それらを心に刻み清水尾根に足を 踏み入れる。
早々に旭岳の広い雪田の上でコースの逸脱に気づく。ガスで視界が無いので、コンパスを振っ
てもコースが定かでない。この時Iちゃんのスマホナビが軌道修正で大活躍、北西にあと
20m・・10m・・とお花畑を横断して正規の登山道まで導い てくれた。
昨日メンバー変更でIちゃんが加わってくれたお蔭で救われたことに感謝の気持がいっぱいだ、同時に自分の不甲斐なさが情け なく思えた。
その後天気は快方に向かい周囲の山々も姿を現した。また昨日以上のお花畑の中を快適に稜線漫歩を堪能した。数時間の遅れは あるものの漸く不帰避難小屋にたどり着き大休止。ここでこの先の悪場に備え、Kちゃんに簡易ハーネスを付け 私はザイルを肩にかけて歩く。間も無く表れた10m程の鎖場の下りで、先に降りた4人の声援を受けてKちゃんはそのザイルで 確保されながらここを下っ た。
鬱蒼とした樹林の中を倒れた大木を乗り越え、荒れた沢を数か所横断し、草に覆われた斜面のトラバースに緊張し、熊よけに皆 で合唱していた声もいつの間にか小さくなった。
全員の疲労の色が濃くなってきた。
何度休憩を取っただろう、祖母谷の沢音が近くなってこれが最後の休憩と判断した時には、皆にヘッドランプの準備をしてもら う程の時刻になっていた。
受信状態にしていたトランシーバからYさんのコールが聞こえたのは林道まであと30分位の時だった。
白馬から約14時間、名剣沢出合の林道に降り立ち祖母谷温泉小屋にたどり着いたころには、夏の太陽はすでに西の山かげに消 えていた。恐るべき清水尾根である。
餓鬼山パーティーと合流し露天風呂にどっぷり浸かると、身体全体が無重量の世界に放り出された様なここちになった。
遅くなった夕食に集うころ皆の笑顔には先程までの疲れは微塵も感じられないほどの充実感に満ち溢れ、思い出話は尽きること 無く夜遅くまで続いた。
7月31日(月)
下山の朝、ゆっくり朝食をとり周辺の山々を見ながら欅平に下る。
宇奈月で電気記念館を見学し、昼食を食べ、北陸新幹線と在来線を乗り継いで夕方前に帰宅した。最後まで緊張感を絶やさず に、歩き通した仲間たちで成し遂げた夏合宿が無事に終了した。

鑓温泉より稜線への登り 
ガスが切れた清水尾根 
清水岳直下の道標
待望の祖母谷温泉 
欅平が見えてきた
トロッコ列車が到着
夏山合宿データ
期 日:平成29年7月28 日~31日
参加者:セキ、ビン、Iちゃん、センちゃん、 ヨッシー、クロちゃん、シマ チュウ、ヤマ
清水尾根組コースタイム
7月27日
新宿23:10⇒(夜行バス)
7月28日
信濃大町駅4:00・6:11⇒白馬駅6:50・7:05⇒猿倉7:30・8:00→白馬鑓温泉14:30
7 月29日
白馬鑓温泉4:20→白馬頂 上小屋12:45・ 12:40→白馬岳山頂 14:50(往復)
7 月30日
白馬頂上小屋4:30→清水 岳8:20→不帰岳避難小屋 10:55→百貫下り手前 14:00→林道18:40→ 祖母谷温泉小屋19:00
7 月31日
祖母谷温泉小屋7:30→欅 平駅8:37⇒宇奈月温泉駅 12:06⇒黒部宇奈月温泉駅 12:36⇒大宮駅 14:34⇒CN中央駅 15:55



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